© Hitachi, Ltd. 1994, 2018. All rights reserved.
1910 タングステン電球実用化
1910 誘導電動機を完成
久原鉱業所日立鉱山付属の
修理工場として発足
1911 2kVA変圧器を完成
1912 初の鉄道の電化を実施
1912 水力発電の出力が火力を超える
1914 東京駅開業
1914 交流電流計・電圧計の
製作を開始
1915 一般相対性理論発表
191610,000馬力水車を完成
1916扇風機の製作を開始
1920 ラジオ定期放送開始
1920 第1回国勢調査実施
1920 日立・亀戸の両工場を擁し,
株式会社日立製作所として独立
1921 東京天文台設置
1921 日本汽船株式会社より
笠戸造船所を譲受,笠戸工場増設
1923 関東大震災
1924 ED15形電気機関車を完成
(大型の国産第1号)
1925 大正から昭和へ
1925 ラジオ放送開始(JOAK)
1925 京浜電力奈川渡発電所納め
1万kVA水車発電機完成
1926 扇風機量産に成功
30台を米国に初輸出
1927 大西洋横断無着陸飛行
1927 上野・浅草間地下鉄開通
1927 金融恐慌
1930 柱上変圧器の
製作を開始
1930冥王星発見
193110,000A水電解槽を完成
1931 電子顕微鏡製作
1931羽田空港開港
1932エレベーターの製作を開始
電気冷蔵庫の第1号を完成
193323,600馬力
イルグナセットを完成
1934 室戸台風上陸
1934湯川秀樹が中間子論を発表
1937国産工業株式会社を吸収合併
戸塚工場など7工場増設
1939多賀工場新設、日立工場
より日立研究所独立
1939半導体ダイオード発明
1942中央研究所新設
194385,000kWフランシス水車,
70,000kVA交流発電機を完成
1945国際連合成立
1946 電子計算機ENIAC完成
1946日本国憲法公布
1947 独占禁止法施行
1947労働基準法施行
1948トランジスタ発明
1949U05パワーショベル
第1号機を完成
1949ドッジライン公表
1950初の商用コンピュータ
UNIVAC-1完成
195221,000kW
2段タービンポンプを完成
1952 電源開発設立
1952IMF加盟
1953純低圧式300m3/h空気分離装置を完成
195355,000kW水素冷却式タービンを完成
1953民間テレビ放送開始
1954大型ストリップミル
国産第1号機を完成
1954ソ連で世界初の原子力発電を開始
1954 「神武景気」
三種の神器
195510万kWフランシス水車、
93,000kVA交流発電機を完成
1955GATT加盟
1956DF90形ディーゼル
電気機関車を完成(国産初)
19586石トランジスタ超小型ポータブルラジオを完成
1958ブリュッセル万国博でHS-6型電子顕微鏡・HM-3型電子顕微鏡がグランプリを受賞
1958IC開発
1958東京タワー完成
白黒テレビ普及
1959HITAC301電子計算機
(トランジスタ使用)を完成
1960キュービックタイプ
冷蔵庫を開発
1960OPEC発足
1961全自動洗濯機を開発
1961 日立実験用原子炉を完成
1961初の有人宇宙飛行成功
1962 発熱自硬性鋳型を開発
3Cの時代
1963 265,000kW衝動再熱式
クロスコンパウンド式
タービンを完成
1963米通信衛星の
日米間テレビ中継成功
1964東海道新幹線用電車を製作
1964国鉄用座席予約システムを開発
1964羽田・浜松町間用モノレールを完成
1964東京オリンピック開幕
1964東海道新幹線開通
1964インテルサット誕生
1965HITAC5020システムを完成
1965希土類蛍光体使用
19型90度偏向カラーブラウン管
を完成
1966シリコントランジスタの
LTP処理法を開発
1967ドライタイプ
ルームエアコンを開発
1967公害対策基本法公布
1967貿易自由化促進
1968超高速論理ハイブリッドLSIを開発
1968 制御用電子計算機HIDIC100を完成
1968300m/min超高層ビル用
エレベーターを完成
1969銀行オンラインシステムを完成
1969 オールトランジスタカラーテレビを
開発・量産化
1969アポロ11号月面着陸成功
1970新幹線運転管理システム
(COMTRAC)を開発
1970国産人工衛星「おおすみ」打ち上げ
1970日本万国博覧会開催
1971大容量(1Gバイト)
ファイル記憶装置を完成
1971ドルショック
1972札幌オリンピック開催
1973新型撮像管サチコンを開発
1973OPEC6カ国原油価格引き上げ
1973第一次石油危機
1974無収差凹面回折格子用数値制御
ルーリングエンジンを開発
197446万kW国産第一号
原子力発電設備を完成
197446万kW国産第一号
原子力発電設備を完成
1974大規模情報システムを担った
大型コンピュータMシリーズ
1975 高性能伝熱面(サーモエクセル)を開発
1975 日立新型圧延機HC-MILLを開発
1975 Mシリーズ大型コンピュータシステムを完成
1975 沖縄国際海洋博覧会開催
1976世界初の光通信システム
実証実験に成功
1977 高速アミノ酸分析計(837型)を開発
1977 新型転換炉原型炉「ふげん」の建設を完成
1977 バイキング・ボイジャー打上げ
1978高分解能電界放射型電子顕微鏡
(分解能世界記録)を開発
1978固体撮像素子小型カラーカメラの試作
1978固体撮像素子小型カラーカメラの試作
1978成田空港開港
1978日中平和友好条約調印
VTR普及始まる
1980北海道・本州間電力連系用
300MW交直交換設備の完成
1980天然痘根絶宣言
1981スペース・シャトル打ち上げ成功
1981レーガノミックス政策
貿易摩擦拡大
1982 電子線ホログラフィーによる
ミクロ領域の磁場観察を
世界で始めて実現
1982東北・上越新幹線開通
1982CDプレイヤー発売
1983スクロール圧縮機搭載
空調機の開発
1984改良標準型BWR 国産第一号機の完成
1984256kビットDRAMの量産化
1985臨界プラズマ試験装置JT-60の完成
1985 超高精細カラー表示 CAD/CAEシステムの開発
1985プラザ合意
1985 つくば科学万博開催
円高不況
1986HITAC M-68Xシリーズの完成
1986バブル景気
1985臨界プラズマ試験装置JT-60の完成
1985 超高精細カラー表示
CAD/CAEシステムの開発
1987国鉄民営化
19884脚動歩行ロボットの開発
1989世界最高速の
超電導コンピュータの開発
1989超電導MRイメージング装置
の開発
1990 超大型汎用コンピュータ
「HITAC M-880プロセッサ」
1990高精細TFTカラー液晶ディスプレイ
1990高精細TFTカラー液晶ディスプレイ
1990東西ドイツ統一
1991 世界最大容量(狭軌道)
インバータ式電気機関車の開発
1991アバランシェ増倍型撮像管「ハーピコン」
1991アバランシェ増倍撮像管「ハーピコン」
1991ハイビジョン試験放送開始
1992 基幹系500kV変電所システムの完成
1992走査トンネル顕微鏡を用いた原子操作・
原子配列状態観察基本技術
1992 地球サミット開催
1993高速新幹線300系
1993単一電子メモリの室温動作に世界で
初めて成功
1993キャピラリーアレイDNAシーケンサ
1993EU市場統合スタート
1993環境基本法成立
1994日立オリジナル32ビットRISC
SHマイコンシリーズ
1994クリーンATMの開発
19941GビットDRAMの試作に成功
1995超広視野角スーパーTFT液晶ディスプレイ
199510Gビット/s光通信装置
1995暗号アルゴリズム「MULTI 2」
1995WTO発足
1995PL法成立
1995携帯電話・PHS普及開始
インターネットの時代へ
19974.7GバイトDVD-RAM基本技術の開発
1997 心臓疾患検査用心磁計測技術
1997ガン治療用小型陽子線加速器
1997 アジア通貨危機
インターネットビジネス本格化
1998320Gビット/s光波長多重伝送システム
1998 PAM制御方式冷蔵庫・エアコン
1998 長野オリンピック開催
1999 ユーロ発行
ユビキタス情報社会
20001インチ平方あたり52.5Gビットの
垂直磁気記録方式
2000分解能49.8ピコメートルの
ホログラフィー電子顕微鏡
2000 BSデジタル放送開始
2001 中国WTO加盟
2002世界最小0.3ミリ角の
非接触ICチップ
2002小型遺伝子多型解析装置
2002 日本経済団体連合会発足
2003小型・高速・高精度の指静脈認証技術
2003光トポグラフィによる
新生児脳機能計測に成功
2004世界最小容積のセンサネット用端末
2004高温無鉛はんだペースト
2004 EU25か国に拡大
2005 人と対話して行動する
2輪走行ロボット[EMIEW]
2005 日本国際博覧会(愛・地球博)開催
2006 垂直磁気記録方式を
採用した2.5型HDD量産化
2007 世界金融危機
2008高速ディーゼルハイブリッド鉄道車両向け
リチウムイオンバッテリーシステム技術
2008レアメタルを用いない高効率の小型モータ技術
2008 北京オリンピック開催
2010データセンターの省電力化技術を開発
2010レアアースのリサイクル技術を開発
2010スピン流の制御・観測に成功
2011 スポットスキャニング方式の
陽子線がん治療システム(PBT)が
国内製造認可
2011 広域ネットワーク(WAN)の高速化技術開発
2012 レアアースを用いない産業用11kW
高効率永久磁石同期モーターを開発
2012
再生医療向けヒト細胞シート
自動培養装置を試作
2013 自律走行する1人乗りの
移動支援ロボット「ROPITS」を開発
2013 生体情報を用いた電子署名技術を開発
2013 高線量率環境対応のガンマカメラを開発
2013生体情報を用いた電子署名技術を開発
2013高線量率環境対応のガンマカメラを開発
2014原子分解能・ホログラフィー電子顕微鏡を開発
2014「組織活性度」を計測できる ウェアラブルセンサを開発
2014 ウォークスルー型指静脈認証技術を開発
2014 ウォークスルー型指静脈認証技術を開発
2014小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げ
2014理研による新元素ニホニウム名称決定
2015人工知能
「Hitachi AI Technology/H」を開発
1929 世界恐慌
1942 初の原子炉製作
1993キャピラリーアレイDNAシーケンサ
1987予見ファジイ制御の実用化
1987カラー液晶投射式
大型ディスプレイ装置の完成
20093kV級SICダイオードの試作
2009車載用リチウムイオン電池
2009薄型指静脈認証技術
2010 はやぶさ(探査機)、地球へ帰還
2011 アナログ放送終了、地デジへ完全移行
2012 東京スカイツリー開業
2012 山中伸弥教授、ノーベル生理学・医学賞受賞
2012 ヒッグス粒子発見
2012 ロンドンオリンピック開催
1935ナイロン発明
2016リオデジャネイロオリンピック開催
-
日本の近代化が本格化する中、
日立の挑戦が始まった1910年,自主技術の確立をめざす小平浪平翁が創業した日立製作所。幾多の苦難を乗り越えて軌道に乗り始めた1918年,「日立評論」は誕生した。創刊を強く提案したのは馬場粂夫博士以下,創業の志に共鳴して集った若き俊英たちであった。
-
日立製作所創業
小平浪平創業社長(1874-1951)
-
-
-
-
好景気を背景にあくなき
開拓者精神が実現した大躍進馬場博士自身の言葉によれば,創刊当初の編集は,「欠刊の止むなきに陥ったこともある気息奄々たるもの」だったという。しかし1920年に株式会社日立製作所として独立し,日立工場に亀戸,笠戸工場を加えて陣容を強化したことで掲載論文も一気に充実した。
-
1924 電気機関車特集
-
1927年頭総まくり号の誕生
-
-
1920s
HITACHI GRAPH1920年代から1930年代にかけて,本誌では毎号巻頭に最新の納入事例を写真で紹介していた。「HITACHI-GRAPH」と名付けられた連載は,事業拡大を進める当時の勢いを感じさせる貴重な資料である。
-
新事業創生と総合技術で
世界恐慌の危機を突破1927年の金融恐慌に続く1929年の世界恐慌で危機に瀕するものの,日立は経費節減に努めるとともに,新規事業開拓に邁進した。この時期,本誌には発電設備から家庭電化品,ディーゼルトラックに至るまで多彩な論文が掲載されている。
-
1931大水素工業用電力施設特集
-
1933大容量ミル電動機製作一般
-
1937
創刊20周年記念号本誌は創刊から5年ごとに記念号を発行してきたが,1937年6号「創刊20周年記念号」には34ページにわたって製品を紹介する「特集グラフ」が掲載されている。発電設備,電動機から家庭電化製品,ディーゼルトラック・バスまで網羅されており,当時の事業拡大が一目で分かる。
-
-
戦時下に続けられた研究が
戦後復興の礎となる戦争が激化する1944年6月にやむなく休刊したが,1946年10月には復刊した。日立は戦時中も基礎研究をたゆまず続け,戦後になると本誌に「平和建設は技術から」と記し,エネルギー,鉄鋼,物流など基幹産業の復興につながる開発に取り組んだ。
-
1943電子顕微鏡の近況と応用
-
-
1940s採鉱と採掘
-
1948
日立評論論文集戦時体制が強まった1944年6月,本誌は休刊に至った。戦後は1946年10月に復刊。中央研究所第二代所長の鳥山四男氏の発案により,戦時下でも絶えることなく続けてきた基礎的・学術的研究の成果に光を当てるため,本誌とは別に『日立評論論文集』を創刊し,11号発行を重ねた。
-
戦後復興から経済成長をめざし
技術開発を加速ブリュッセル万国博でグランプリ・金賞を受賞した電子顕微鏡とコンピュータは,情報通信・エレクトロニクス時代の先駆となる金字塔であった。英文版技術誌「HITACHI REVIEW」の発行など,本誌は技術のグローバル展開にも貢献していくこととなる。
-
1955クロスバー式交換機(第1報)
-
1958創刊40周年記念号
-
-
世界が驚嘆した高度経済成長に
技術で貢献新幹線,モノレール,超高速エレベーター,オンラインシステムなど本誌には高度経済成長を牽引するインフラを支えた輝かしい成果が並んでいる。「三種の神器」から「3C(カー,クーラー,カラーテレビ)」へ,生活水準の向上にも大きな実績を残した。
-
1964東海道新幹線特集号
-
1964座席予約システム特集
-
1960s
相次ぐ記念号・別冊1960年代,高度経済成長期の日立製作所の躍進を反映し,多くの記念号や別冊が企画・発行された。下記3号では、駒井健一郎第三代社長と馬場粂夫博士が巻頭言を寄稿している。
-
経済大国へ、先端技術の開発とともに
社会課題に取り組む1970年の大阪万国博は未来への「夢」を提示した。本誌は,大型コンピュータシステム,LSI,核融合施設,ロボットなどの先端技術とともに,低公害技術や新エネルギー・省エネルギー技術にもいち早く光を当てて紹介してきた。
-
1970
万博特集号大阪で開催された日本万国博覧会は,延べ6,400万人が来場する空前の博覧会となった。本誌では別冊「万国博特集号」を発行し,日立グループの展示技術の全容を紹介した。
-
1975特集 電子計算機
-
科学技術立国に向けて
世界的な研究成果が相次ぐ1980年代,「科学立国日本」をめざして基礎・基盤研究に力が注がれた。日立は超LSI技術や超電導技術などの研究を進め,1985年には基礎研究所を創設した。本誌は,64kビットDRAMや電子線ホログラフィーなど最先端の成果を掲載している。
-
1980s日立の半導体黄金期
-
1980sサイエンスに
貢献するR&D -
1981小特集
「新端末と端末技術」 -
1986
インタビュー記事「ハイライト」1986年1号より,最新開発技術や納入事例などに関して技術者自身に話を聞くインタビュー記事をスタート。以後,年頭発行の「日立技術の展望」に掲載し,その年ごとのキーパーソンが誌面に登場した。
-
グローバルな情報社会の実現を支える
技術開発を牽引インターネットの本格的な普及に合わせて世界経済が拡大する中,日立はグローバル事業を強化するとともに英国ケンブリッジ研究所をはじめ研究開発の海外拠点を広げた。本誌は時代の変化に応じた誌面づくりに努めた。
-
1993特集「環境保全に対する日立の取り組み」
-
1995マルチメディア特集三部作
-
1992
座談会「テクノトーク」技術論文よりも親しみやすい連載記事として,1992年から特集テーマに関わるキーパーソンたちが語り合う座談会を毎号の巻頭に掲載。2016年まで続くこととなる。
-
21世紀到来。
世界をリードするグローバル企業への
改革と挑戦21世紀を迎え,グローバル経済の進展とともに,官民を挙げて「ユビキタス情報社会」に向けたITの高度化が進められた。本誌は電子政府,ITS(高度交通システム),ライフサイエンスなどのテーマで特集を組んだ。2005年には通巻1000号を達成した。
-
2001ノーベル賞受賞者と対談
-
2005創刊一千号特別号
-
2006
連載対談シリーズ「フロントライン」2006年4号から科学ジャーナリストとして活躍する竹内薫氏を迎え,日立のキーパーソンとの対談を連載した。2008年からの1年間は社外有識者との対談に変え,西垣通氏,村上陽一郎氏,松井孝典氏(以上,東大名誉教授)らを招いた。
-
持続可能な未来に向けて
社会イノベーション事業を加速2010年に創業100周年を迎えた日立は,グローバルな社会イノベーション事業へと大きく舵を切った。サステイナブル社会の構築に向けて,デジタル技術と協創で社会イノベーション事業の進化をめざす日立の「今」を伝えるべく本誌は誌面一新を図った。
-
2010日立創業100周年
-
2017創刊100周年を前に
誌面リニューアル -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
馬場 粂夫
(1885-1977)
1918
『日立評論』創刊
創刊にあたった馬場粂夫博士(当時は設計係長)は,「米国電気工師会誌及びGE評論を併したる如き形に進み」「新特許を紹介する事,新発見の研究事項を発表する事,カストマーの意見の貫徹を計る事」を目的とし,「技術の練磨,相互研鑽の場,学術振興」を念願にしたと発刊の辞に記している。B5判・48ページで,定価20銭であった。