―現地ニーズへの対応による海外展開―
日立は,50年以上にわたり日本国内の各モノレール路線で培った経験に加え,海外各国での経験を活用し,モノレールシステムの海外への展開を推進している。
大韓民国・大邱都市鉄道3号線は,日立の海外向けモノレールとして4か国目の路線となる。大韓民国現地企業の製品を積極的に取り入れ,量産編成の車両については同国内の鉄道車両メーカーで製造し,製造コストの低減をめざした。また,同国内で過去に発生した地下鉄車両火災事件の教訓から,車両用の消火設備および避難設備を強化し,高架を走行するモノレールに対する乗客の不安払拭にも寄与している。