日本国内では,昇降機の新設市場は横ばいであるのに対し,バブル期の建設ラッシュで設置された既設の昇降機は改修時期を迎えている。昇降機の改修時期の目安は,適切なメンテナンスを施していても,一般的に20年から25年である。
現在,日立製だけでも市場で約3万台の経年昇降機が稼働を継続しており,今後も毎年約5,000台のペースで増え続けていく見込みである。
日立は,既設昇降機の品質確保と安全性の向上を図るべく,1台でも早く多く改修できるように,顧客の多様なニーズに応えた昇降機リニューアルを提供していく。