人々のライフスタイルが多様化する中,生活者ひとりひとりに真に寄り添ったソリューションの創出が求められている。 これに応えるため,日立は事業分野にライフセクターを新設し,「暮らしやすいまちづくりの実現」など,生活者のQoL向上と社会価値・環境価値を両立させた人間中心社会の実現をめざしている。
本特集では,ライフセクターの一翼を担う日立グローバルライフソリューションズ株式会社の取り組みを中心に,デジタル時代の家電・空調事業をリードする製品開発事例や,人々のQoL向上に貢献するライフソリューションを紹介する。
現在,ビジネスの源泉は,「役立つ=機能」から「ストーリー=意味」へと大きくシフトしている。そうしたパラダイム転換を見据えて,『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』などのベストセラーで注目を集める山口周氏が,富を生む源泉として捉える「美」と「意味」について語った。
2019年4月1日,家庭と生活に関わりの深い日立グループの2社が統合し,新会社として日立グローバルライフソリューションズが誕生した。新会社設立とともに取締役社長に就任した谷口潤が,同社の位置づけと経営ビジョン,自らの役割について語る。
データを活用した新しい価値の創出が社会のさまざまな分野で進んでいる。データが縦横無尽に活用されるとき,生活者にはどのようなサービスが提供されるのか,また,世界中の人々の暮らしを豊かにするデータ活用の在り方とは。世界経済フォーラム第四次産業革命日本センターの須賀千鶴センター長を迎え,日立の研究者と共にライフソリューションの未来を展望する。
サウジアラビアでは,多くの革新的な政策によりさまざまな分野で近代化が急速に進んでいる。本稿では,時々刻々と変化するサウジアラビア市場を中心に,日立グローバルライフソリューションズ株式会社の中東地域での営業・マーケティング活動を担うHSME社の活動を紹介する。
デジタル技術を活用したイノベーション創出が急速に進行し,世界中の人々のライフスタイルの多様化が加速している。日立グローバルライフソリューションズ株式会社は,お客さまひとりひとりに寄り添い,生活課題を解決する商品・サービスの提供を通じて,お客さまのQoLを高める生活ソリューションカンパニーをめざしていく。
ライフスタイルや価値観の変化・多様化により,家電製品や生活サービスに求められるニーズも変化している。日立グループは,新たなデジタル技術の活用や,デザインの手法を用いたニーズ探索・価値創造により,世界中の人々の生活課題を解決し,QoLを向上するソリューションを提供していく。
日立の家電宣伝活動は,2010年から「嵐」を採用し,テレビCMや新聞・雑誌などの従来メディアを中心にキャンペーンを展開してきました。一方で近年,若年層を中心に顧客が広告に接触する機会が,従来メディアからパソコンやスマートフォンなどデジタル分野に急速に移行したことにより,宣伝の手法・接触の機会を見直す必要がありました。そこで,日立グローバルライフソリューションズ株式会社は,デジタル分野の中でも視聴者数が多く,社会的影響力も大きいYouTubeを活動の場とする,オリジナルのバーチャルキャラクター(=バーチャルYouTuber:VTuber)を開発し,若年層を中心に新しいコミュニケーションを図っていくことにしました。そうして登場したのが「白花伝伯爵」です。