先進国での労働力不足や設備老朽化への対応、新興国での急速な都市化に伴う整備が急務となる中、生活インフラシステムには強靭でしなやかなレジリエンス(復元力)が求められています。
日立は上下水道・電力・交通・通信など、暮らしを支えるインフラを幅広く手掛けてきました。今回は、水環境に関する最新技術やグローバルな取り組みとともに、フィジカル・サイバーの境界を超えた防災・セキュリティソリューションを紹介します。
古代より人類は集団生活を送ってきた。かつてローマ人は,道路網,水道システムなどを表す「インフラストラクチャー」という言葉を持たず,「人間が人間らしい生活を送るためには必要な大事業」と呼んでいたそうだ。
複雑に進化した現代社会で,人間が人間らしく暮らすために求められているものとは何か。水道技術研究センター 大垣眞一郎理事長が語る。
社会環境が大きく変化する中,かつて「水と安全はタダ」と言われた日本の国民意識も変わり始め,生活インフラシステムの価値が再認識されている。
社会の変化に対応しながら,その価値を維持,向上させていくために,必要な要素とは何か。電気通信大学の新誠一教授に聞く。
経済・社会のグローバルなつながりが増す今日,気候変動や貧困などの課題は当事国のみならず世界全体に影響を及ぼしている。それらは世界全体の持続可能な発展を阻む,共通のリスクとも言える。
先進国を中心に,社会インフラ運営のあり方が転換期を迎えている。そうした中,日立製作所が代表となる共同企業体は,埼玉県戸田市の上下水道事業包括委託を受託した。包括委託に移行した背景や意義,効果などについて,市担当職員と日立のプロジェクトマネージャーに聞いた。
世界は今,水不足の大きなリスクにさらされている。とりわけアフリカおよびサハラ以南の地域の状況は深刻である。衛生的な食糧と飲料水の不足によるコレラの流行,少雨による作物収穫量の減少など,アフリカの干ばつとその影響について,ヨハネスブルク事務所からレポートする。
水質汚染や水不足,インフラ設備の老朽化や技術の継承,さらには洪水や渇水など,水環境を取り巻くさまざまな問題が顕在化しつつある。
限られた水資源をどのように活用し,維持していくのか。
日立は,長きにわたり培ってきた製品,技術,知見と,最新のOT・ITで,持続可能な水環境の維持をめざしている。
あらゆるモノとシステムがつながり合う現代。
生活が飛躍的に利便性を増す一方,テロやサイバー攻撃などの脅威が世界中で猛威を振るっている。災害大国・日本では,自然災害への備えも欠かせない。
日立はフィジカルとサイバーの両面から,暮らしやビジネスの安全・安心を実現するソリューションを提供していく。